今日は、土山茶です。
伝教大師最澄様が、遣唐使とともに入唐し、
お茶の種を持ち帰って
滋賀で育てたのが、
日本のお茶の歴史の始まりです。

そしてペリーに好まれ、それをきっかけに
日本で初めてアメリカに
輸出された茶葉も、滋賀。

今、静岡や京都・宇治に比べると、
その知名度は全国区とは言いがたいですが、由緒正しき近江茶です。

その中で最大の産地を
誇るのが、この土山茶。

お茶というと、葉や新芽が必要で、それを守るためにも、
どうしても農薬の力が大きいところ。
（※もちろん、厳しい基準が規定されています）

今日お邪魔したのは、その土山エリアで、そして、滋賀県で
初めて、環境こだわり栽培で、お茶の栽培に
取り組んだ、という藤本　昭和さん。

もちろん、今も栽培されています。
もう、この事実だけで、
どれだけ藤本さんが、
「消費者により身体に優しいお茶を
届けたい！」という思いを
お持ちなのか伝わると思います。

まずは、大きなお宅にお邪魔しました。
玄関に、床机のような腰を下ろせるところがある、伝統的なつくり。
横にスタッフと３人で並んで、やはり（期待通り＾＾）、煎茶を
出していただきました！！

これが淡く透き通った黄緑色をしていて、
まずは甘みをわずかに感じさせる
香りが、心地よくしてくれます。

頂くと、あの独特の旨みが、口の中だけでなく、
体全体に行き渡るよう。

それに、冷めても味がしっかりする。

しかも、藤本さんは、この環境こだわりで育てたお茶葉で、
紅茶も作られています。

紅茶って、ウンカって虫が茶葉をかじることで、より香りや甘みが出るんです。
環境こだわりで育てているからこそ、ウンカも、より美味しくかじれるわけで、
その紅茶、頂きました！！
大掃除終わりか、年明けのホッとした時に、頂戴します。

さて、藤本さんのお茶は、新名神の土山ＳＡなどに並んでいます。
ぜひ、手に取ってください。


そして、今年８月から始まったこの番組です。
まずは今年５ヶ月、お聴きいただき、ここをご覧になっていただき、
ありがとうございました！！

来年も、来週早々１月５日から放送です。ぜひ、お聴き下さい。
滋賀の環境こだわり農産物とともに、よいお年を☆